Works
みかん農園の入出庫管理システム
業務とデータの構造を整理したうえで、受注に連動して在庫が動く入出庫管理システムを設計・構築した事例です。
Challenge
何に困っていたか
受注や在庫の情報が複数の場所に分かれていて、欲しい数字がすぐに出てこない。探し方も入力の順番も担当者ごとの慣れに支えられていて、入力の構造そのものが業務の流れと合っていない。ひとつずつは小さな不便ですが、どれも「情報の置き場所と、業務の流れがずれている」という同じ原因から来ていました。
相談時の課題
- データの散在
- 欲しいデータが見えない
- 属人的な運用
- 検索性の低さ
- 入力構造の非効率
Approach
何をしたか
システムの話から入らず、会社の状態を把握し、業務とデータの構造を整理してから設計に入りました。
会社の状態を、先に把握する
システムの話から入らず、いま何が起きているかを集めるところから始めました。
- 全社員への課題アンケート
- 現地出張・視察
- 約10名への個別ヒアリング
業務とデータの構造を整理する
集まった課題を診断して構造化し、業務の流れとデータの持ち方を先に決めました。ここで決めた形が、そのまま設計になります。
- 課題診断
- 改善プランニング
設計して、つくる
整理した構造を設計に落とし、受注と連動して在庫が動く入出庫管理システムを構築しました。
System
受注と連動した、入出庫管理システム
受注を起点に、引当・出荷指示・出庫・在庫・棚卸までが同じデータの上でつながる仕組みです。どこかの工程で数字を持ち出して別の表に書き写す、という手順を前提にしていません。
受注
受注内容を登録
引当
有効在庫から確保
出荷指示
出す分と時期を決める
出庫
引当分を出庫する
在庫
実在庫・有効在庫を更新
棚卸評価
数量を締め金額で評価
有効在庫
倉庫にある実在庫から、受注ですでに引き当てた分を差し引いた「本当に出せる在庫」を持ちます。
受注を受ける時点で、出せる数量かどうかがその場で分かります。倉庫にある数と、これから出ていく分を、ひとつの画面の中で切り分けて見られます。
構成品管理
製品と、それを構成する品目(構成品)の関係を登録して管理します。
受注が入ると、必要な構成品と数量がシステムの側で展開されます。完成品と構成品を別々の情報として持たずに済み、「これを出すには何が要るか」を担当者の記憶に頼らず追えます。
棚卸在庫資産
棚卸時点の在庫数量に単価を当て、在庫を金額として評価します。
数量を集計し直してから金額に置き換える、という手順がシステムの中で完結します。在庫を「いくらあるのか」で扱えるようになり、この先の経理側との接続の土台になります。
ほかに載せている機能
受注・出荷
- 受注管理
- 受注残管理
- 出荷指示
- 出荷管理
- 分納
- 出荷登録
入荷・加工
- 入荷管理
- 加工管理
在庫・倉庫
- 在庫移動
- 在庫調整
※ 主なものを抜粋しています。
つくり方
基盤はkintoneです。標準のアプリを並べれば済む内容ではないため、構成品の展開、受注との引当、分納を含む出荷、棚卸時点の在庫資産の評価までを、業務の側から決めた構造に合わせて載せています。どこまでを標準機能に任せ、どこを作り込むかは、業務の形が決めています。
Status
いまと、これから
いま
構築完了、導入・定着フェーズ。
システムの構築は完了し、いまは現場で実際に使える状態にしていくフェーズです。つくって渡して終わりにせず、使われているかどうかまで見ます。
これから
機能を足しながら、在庫の数字を経理の側へつなげていきます。業務で発生したデータが、そのまま経営を見るための材料になる状態が、この支援の行き先です。
- 機能拡張
- freee連携
- 経理業務効率化
- 経営データ活用
目標
※ いずれも実績値ではなく、本支援で掲げている目標値です。
目標入力時間
50%削減
目標検索時間
75%削減
目標属人化
解消